ジュースなどに入っている「果糖液糖」ってなんですか

注目

コーラなどの清涼飲料に入っている糖分で、異性化糖(別名「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」)とよばれる「天然」甘味料を知っていますか。肥満や糖尿病などの原因になる言われています。
「ぶどう糖果糖液糖」・・・果糖含有率(糖のうちの果糖の割合)が 50% 未満のもの。
「果糖ぶどう糖液糖」・・・果糖含有率が 50% 以上90% 未満のもの。
「高果糖液糖」・・・・・・果糖含有率が 90% 以上のもの。
この果糖液糖は、トウモロコシなどのデンプンからブドウ糖と果糖を作成して、混合したもので、原料は天然ですが化学的に造ったものです。ですから果物に含まれている果糖とは全く別物だと言ってよい。
果糖は満腹感をあまり得られないという特徴があります。砂糖より果糖を多く含む異性化糖には、中毒性があり飲み過ぎになる恐れがあるのです。
ブドウ糖は摂取すると血糖が上がり、満腹感がありますが、果糖は、ほとんど肝臓に貯蔵され中性脂肪に変わります。満腹感がなく、低温で甘みが強くなり、飲みやすい。
清涼飲料の成分表をよく見てください。「果糖液糖」が入っているものは飲み過ぎる危険があり、子供には勧められません。

適量のアルコール摂取でも脳に悪影響

適度な飲酒であっても、海馬の萎縮など脳に有害な影響があることが分かった(海馬は脳の一部で、記憶に重要な働きをしている)。英国のグループの発表。
適量のアルコール摂取が脳の構造や機能になんらかの影響を及ぼすかどうかを検討した。対象は英国の2012~15年に脳MRI検査を受けた男女550例(登録時の平均年齢43.0歳)。30年間にわたって収集したデータから、1週間のアルコール摂取量(1単位はアルコール8g、アルコール度数5%のビール200mL相当)と認知機能との関係を解析した。
主要評価項目は海馬萎縮、灰白質密度、白質微細構造などの脳の構造の変化と、研究期間中の認知機能低下およびMRI検査時の認知能力とした。
検討の結果、追跡30年間のアルコール摂取は用量依存的に海馬萎縮のリスクと関係していた。アルコール非摂取群と比較した海馬萎縮のリスクは、週30単位以上の多量摂取群で最も高かった(P≦0.001)。また、週14~21単位の適量摂取群であっても右側海馬の萎縮リスクが3倍以上高く(P=0.007)、週1~7単位未満の少量摂取群に関しては保護的効果は認められなかった。さらに、アルコールの多量摂取は脳梁の微細構造の変化や言語流暢性の急速な低下とも関係していた。
かわらの小児科コメント
毎日、ビール1缶くらいまでは、脳に悪影響はないが、毎日2本以上になると脳の構造や認知機能などに悪い影響があるということです。沢山飲むほど悪いとのこと。お酒はほどほどにしておきましょう。

妊娠したら、お酒は飲まないで!

小頭症、知能障害、発達障害を起こすかも
妊娠中にお酒を飲むと、小頭症、知能障害、発達障害などを起こす可能性があります。これを、胎児性アルコール・スペクトラム障害といいます。
カナダの研究者らが調査したところ、毎年、妊娠中にアルコールを摂取した女性13人あたり1人が胎児性アルコール・スペクトラム障害児を出産しているということが分かりました。世界中で毎年63万人超の胎児性アルコール・スペクトラム障害児が出生しているとのことです。
妊娠したら、お酒を飲んではいけません。

O157、食品15分放置で菌2倍 感染者、夏に急増

O(オー)157などの腸管出血性大腸菌は気温が上がると増えやすく、食中毒の発生は夏に多い。国立感染症研究所によると、今年に入り今月13日までに報告された感染者は1696人で前年同期と比べ72人増。ここ3週は急増し毎週200人超の感染が報告されている。
厚生労働省によると、O157感染の原因とされた食品は牛肉やサラダ、メロン、漬けものなど様々。菌が付いた食べ物を食べるなどで感染する。主な症状は腹痛や下痢。まれに腎臓や脳に障害がでるなど重症化し、死に至ることもある。
今回、ポテトサラダを食べた人が食中毒になったことについて厚労省の担当者は、「あまり聞いたことがない」。食中毒にならないためには「菌を増やさないこと」が重要という。調理済みの食品を買った場合、店に備えてある氷などで冷やして持ち帰り、すぐに冷蔵庫に入れたほうがいい。室温で放置すると、15分ほどで菌は2倍に増えるとされる。

かわらの小児科コメント
食中毒は食品中の細菌を食べることで起こる。食中毒菌が多いのは肉類である。牛、豚、鳥いずれも菌が付着していることが多い。従って、肉を生で食べるのは危険だ。生レバーや馬刺しをおもしろがって食べたりすると感染してしまう確率が高い。子供が食べてよく起こるのは、ハンバーグだ。肉をミンチにした時、表面の菌が中に入って十分火が通ってないと菌が生きていて感染してしまう。まな板や包丁の洗浄、手洗いをしっかりしましょう。
焼き肉、バーベキューもしっかり火を通さないと危険。肉を触った箸などなめないようにしましょう。2017/09/13