プレベナー(PCV7)肺炎球菌ワクチンが日本でも認可され、接種可能になりました。PCV7は日本では、肺炎球菌髄膜炎の76.1%を予防することができるということです。日本とアメリカでは、肺炎球菌の流行株に違いがあるから、アメリカにおけるよりも予防率はやや低い。副反応は発熱、注射局所の発赤・硬結などで、重症の副反応は少ないようです。
日本での髄膜炎の頻度は、インフルエンザ菌(ヒブ)髄膜炎 46%、肺炎球菌髄膜炎 14%、その他40%とのことです。
インフルエンザ菌も肺炎球菌も耐性菌による髄膜炎が増加しているので、受けておいた方がよいと思います。残念ですが、これらのワクチンは任意接種で、自己負担でしか受けられません。
プレベナー(PCV7)ワクチンはアメリカでは接種料7500円程度と日本よりかなり安いようです。日本での薬価が高いため接種料が高いのです。
プレベナー(PCV13)がアメリカで治験中。肺炎球菌髄膜炎予防率は向上するが、より高価になります。接種料はアメリカで9300円程度らしい。日本では、もっと高額になると思います。