2008年12月、日本でもHibワクチンが発売される。日本では、Hibワクチンは任意接種として扱われる。接種対象年齢は、生後2カ月~5歳まで。標準開始年齢は生後2~7カ月未満で、初回免疫として4~8週間の間隔で(医師の判断によっては3週間でも可)3回、追加免疫として約1年後に1回接種を行う。
ふたばクリニック(東京都世田谷区)院長の廣瀬久人氏は、「Hib髄膜炎の罹患年齢は生後3カ月~1歳がピーク。早い時期から接種して抗体を獲得させることが何よりも肝心だ」と言っている。初回免疫だけでは抗体価が長期間持続しないため、追加接種も必ず受けることが大切だ。
接種時期はDPTワクチンとの同時接種となる。費用は自己負担で、1回7000円位の予定だという。
重篤な副反応の報告はなく、報告された副反応のほとんどが発赤、腫脹、硬結などの軽微なものにとどまっていたということだ。