電磁波の害が知られるようになったのは1979年頃です。アメリカ・コロラド大のワルトハイマー教授とリーパー教授がデンバー郊外で高圧送電線と子供の癌との関連を調査したところ強電磁場にいる子供は癌や白血病になりやすいことが分かったのです。その後多くの研究報告がありますが、92年スウェーデン・カロリンスカ研究所の報告が重要です。それによると、2ミリガウス以上では2.7倍、3ミリガウス以上で3.8倍小児白血病になりやすいというものです。高圧電線直下の道路上では5ミリガウスくらいあり、十分危険です。
日本でもようやく、電磁波障害が知られるようになり、遅ればせながら文部科学省が全国疫学調査を行い、小児白血病と高圧線による電磁波との関連を認め、「急性リンパ性白血病」で関連が明らかであると発表しました。(2003.1.29朝日)
電磁波の害には白血病、脳腫瘍、がん、白内障、男性不妊症、異常出産など沢山あります。